日曜劇場『陸王』が悔しいけど、面白い。

 
旦那が楽しみに録画して見ている、

TBS日曜劇場『陸王』(毎週日曜夜9時〜)。

面白そうなものには近寄らない

 

池井戸潤原作で、

『半沢直樹』『下町ロケット』など一連の池井戸作品を

手がけたスタッフが集結して製作、

など聞くとひねくれ者の私は

 

「ふーん。きっと面白いんでしょうねえ。

見ないけど。」

 

と思ってしまうのです。

 

間違いなく、面白いだろうし、

感動して泣いちゃうだろうし、

毎週楽しみにしちゃうだろうし。

 

そんな王道ドラマに感動しちゃう自分の

「まんまと乗せられてる感」が

たまらなく嫌、というのが見ない理由だと思います。

 

でも先々週、旦那がリアルタイムで見だしたので、

見てしまった。

そして毎週見なくてはならなくなってしまったのです・・・。
 

どんなお話か?

 
 

詳しくはこちらをどうぞ。

埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか?
世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足——。従業員20名の地方零細企業が、伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで一世一代の大勝負に打って出る!

(番組HPより引用)
 
 
ランニングシューズの開発に挑戦する

老舗足袋屋こはぜ屋の社長・宮澤を役所広司さん、

膝に故障を抱えたランナー茂木は

竹内涼真さんが演じております。
 
 
役所広司さんが、もう佇まいだけで渋い。

本当にこんな社長がいるんじゃないか、

いや、こんな人はいないんだけど、

ファンタジーと実在感が同時に存在するといいますか、

素晴らしい演技だと思います。
 
 

「揺れる心」に感動してしまった

 
昨夜放送の第5話のあらすじはこちら

昨日は放送時間が長かったと思うのですが、

前半の山場であるといえるのでしょうか?

連続ドラマのことはよくわからないのですが。
 
 
宮澤社長も、茂木選手も、社長の息子の大地も、

カリスマシューフィッターも、銀行の融資課の人も

とにかく、揺れている・・・

何が?

ココロが。
 
 

決断する時にココロは揺れる

 
状況がどう転ぶかわからない、

これは誰の人生のどの場面でも

ある意味いつでもそうなんですが、

ここで決断しないと!っていう場面は

生きててそうそうないのではないでしょうか。
 
 
少なくとも私はあまりないです。

 
誰も答えを知らないし、

そもそも正解がないから、

自分と向き合って、悩んで、揺れて・・・
 
 
特に、茂木くんは

大きな会社のスポンサードを受けるか、

小さな今にも潰れそうなどこの馬の骨かもしれない

足袋屋と共に戦うのか、

その決断をしなければならない局面です。

この若さで。
 
 
言ってしまえば、どちらの大人も

本当に怪しい、いかがわしい。
 
 
自分を食い物にしようとしているんじゃないか?

と疑心暗鬼になって、人間不信に陥りそうです。
 
 
最終的には自分を信じるしかない、

信じた自分に賭けるしかない!

それが例え敗北への道だとしても。
 
 

カネとロマン

 
 
大手メーカーのアトランティスが

「金」の象徴だとしたら、

こはぜ屋は「ロマン」の象徴だと思うんですよね。
 
 
で、生きてるんだから

ロマンを持って生きて行きたいって

多くの人は感じているんじゃないでしょうか。
 
 
でも、実際はロマンより金を

優先させることが多くて。
 
 
だからこういうドラマ見て溜飲を下げるといいますか。

こういう風に生きられたらいいよな、

って日曜の夜に思って

また月曜日から頑張るみたいな。
 

悪は硬くて、正義は柔らかい

 
アトランティスの日本支社営業部長・小原(ピエール瀧)は

自社の利益と自分の業績のことしか考えてない

「悪」の象徴のように描かれています。
 
 
この人は、たったひとり、揺れない人。
 
 
もしかしたら揺れてるのかもしれないけど、

そういうところは一切見せない。

ある意味、強い、ともいえるかもしれません。
 
 
なんでこの人には共感できないんだろう?

自分のことしか考えてなくて、

責任を他の人に全部押し付けて、

成果を自分だけで独り占めするからかな?
 
 
揺れるココロがない、あるいは見えない人っていうのは

機械みたいに冷たくて硬い印象です。

そういう人間に対峙したとき、

人は自分が人として扱われていないと

感じるからでしょうか。
 
 

アンパンマンとバイキンマン

 
娘が4歳まで大好きだった『アンパンマン』を

思い出しました。
 
 
バイキンマンはいっつもアンパンマンに

最後はやられるのですが、

実はすごく強いと思うんです。
 
 
だってバイキンマンは

いつもたった1人で勝負を挑んで

いいところまで追い詰めます。
 
 
アンパンマンは必ず窮地に陥って

仲間が助けに来ます。
 
 
「正義」というのは、

ひとりでは戦えないってことなのかもしれないです。
 
 
ちょっと壮大なテーマになってきてしまいました。

もう少し考えようっと。
 
 
私はバイキンマンは

憎めないやつだと思うし、

クリエイティブで諦めないやつだと

思っているんです。