「森鴎外」にチャレンジ!

読書をしよう!と思い立って、

久しぶりに本屋さんで本を買いました。

 

読書をしてないと言っても過言ではない

 

多分この数年、

本を読むペースは一年に3〜4冊程度だと思います。

それも買って読んでないような気がします。

旦那の買った本がテーブルに置いてあって、

手に取って面白かったから読んだ、とかそんな感じかも。

なんで読書をしようと思ったか?

 

読書欲が高まって来たのは

いくつか理由があります。

きっかけのひとつとなったのは

こちらのインタビュー記事です。

 


 

敬愛するエレファントカシマシの宮本浩次さんが、

先だって発売されたニューシングルや

今回っているツアーのことについて

語っています。

 

この長いインタビューの中で、

明治時代の落語家・三遊亭圓朝の創作落語、

『真景累ヶ淵』(しんけいかさねがふち)を

速記したものを最近読んだ、という話があり、

私はその話の名前も聞いたことがなかったので、

当然インターネットで調べました。

 

あらすじが書かれたサイトを見つけ、

それだけでも長いのですが読みました。

 

どうやら、怪談みたいですね・・・

末代まで祟りが続いて、

最後に仇を打つみたいな話かな・・・?

と何となく把握したところで

また宮本さんのインタビュー記事を

読み直して見ると、

 

明治時代の偉大な落語家・三遊亭圓朝の創作落語に
『真景累ヶ淵』(しんけいかさねがふち)というのがあって、
江戸っ子の口調で、男の生き様みたいなことが語られているんですが、
その落語が速記されたものを読んでいて、
“愛する人に捧げる”って、恋人、子ども、奥さん、
友達だけじゃなくてもいいんじゃないか、
自分のわがままを実行する
心境にも当てはめることができるんじゃないかって
思った瞬間があって、

 

ええ?

男の生き様が語られてるんですか?

私が読んだのは違う話のあらすじだったのかな?

と思いましたが、どうやらお話はあってるみたい。

ネットで調べて解った気になってる

 

狐につままれたような気がしましたが、

宮本さんは本を読んで、

そのように感じたとおっしゃっていて、

私はその本のあらすじをネットで読んだだけ、です。

 

わからないのは当たり前です。

 

何でもインターネットで調べて

簡単に解るのは本当に便利ですが、

え?って思った時は原典に当たるべきだし、

インターネットがなかった時代は

自分で図書館に行くなどして調べていたはずです。

 

こうやって知性って劣化していくんだな・・・

と思った次第です。

リハビリ用の本

 

体力も劣化していてそちらも相当やばいのですが、

知力の劣化を食いとめるべく

とりあえず簡単な本から読むことにしました。

 

図書館で子供の絵本と一緒に文学作品を借りることは

何度かチャレンジしているのですが、

大体一度も開くことなく返却しています。

 

気が向いた時に手元にあることが重要な気がします。

 

それに元手が掛かっているという意識も

読書を後押ししてくれそうな気がします。

 

あとはこうしてブログで宣言することも。

 

私はこちらの2冊を昨日買って来ました。

森鴎外の教科書でお馴染みの作品を集めたものと、

曲亭馬琴の『近世物之本江戸作者部類』です。

 

どちらも宮本さんがよく言及する人たちです。

特に森鴎外は、『歴史』という歌の中で

その生涯を熱く歌い上げているほどです。

 

でも、私はその『歴史』という曲もすごく好きな割に、

歌詞に出てくる『山椒太夫』も『澀江抽斎』も

私は読んだことがありません。

 

そんなに深く追求しなくても

音楽として楽しめば良いのかもしれませんが、

作品を深く理解するために掘り下げるのは、

正しく芸術を鑑賞するときの態度ではないかと

この機会に思い直しました。

とりあえず解説から読む

 

とはいっても文学作品に向き合うのは久しぶりなので、

解説文から読み始めることにしました。

 

解説 作者についてーーー森鴎外

中村良衛さんという方が書いてます。

 

森鴎外といえば、

お医者さんで軍医としてドイツに行って

ドイツの女性と恋をして、

帰国後その女性が日本に追いかけて来た人

という知識しかありませんでした。

 

それは間違いではないようですが、

桁外れの秀才で、

錚々たる肩書きを持ち、

その多忙な生活の中で

沢山の作品を執筆しているのですね。

 

『高瀬船』と『舞姫』しか知りませんでした・・・。

しかも教科書で読んだ程度で。

 

もう一つ解説が付いてて、

『自然を尊重する念』という

評論家の石川淳が1941年に発表した文章が

収録されています。

 

この論評の中では

『山椒太夫』が「駄作」であると

すごい剣幕でこき下ろされております。

 

一方で『澀江抽斎』については

「一点の非なき大文章」と大絶賛していて

どちらも読んだことのない私としては

いつか、そこまで辿り着きたいものだ・・・

という思いがみなぎっております。

今は。